PICTURE DIARY 0602WE2019
連絡もなく約束の時間に遅れる人がいる。朝のスタートにつまずき一日追われる感じ。リカバリーが仕事になる。夕方にペースを戻すが、力量器量が試される。表に現してはいけない内側のことのひとつ。遅い、遅れるは本当に困りもの。
連絡もなく約束の時間に遅れる人がいる。朝のスタートにつまずき一日追われる感じ。リカバリーが仕事になる。夕方にペースを戻すが、力量器量が試される。表に現してはいけない内側のことのひとつ。遅い、遅れるは本当に困りもの。
更に絵を描く。絵を描く以外のことがもどかしい。
春節を迎えて、終日スケッチ、そして絵を描く。
節分。旧正月大晦日。GONTITIアコースティックコンサート、紀尾井ホールにて。三上さんの解説によると、欧州の外国人を父に、日本人を母に生まれた混血のミューズ、中川紀尾井ホール夫人を記念した建物であるという説明になる。松村さんと二人のコンビネーションは、音楽もお喋りも40年前に出会った時から変わらない。二人の奏でる音楽はいよいよ優しく丸く、音数も円熟の印象。FMいつも聴いてるよ、と言うと、ホンマですか!と嬉しそうに笑う松村さん。誰と誰が出会おうと、それは奇跡的なことには違いないが、ゴンチチの二人を見ているとなおさら。
かな料紙、小室さんの展覧会をたずねる。かわめさんの花と共に展示され、古の野の風情とかほり漂う。ホテルニューオータニ、伊勢丹の丹青会。旧友の生駒さんがデザインとプロデュースをするHIRUMEが出店。伝統文化と伝統工芸品の先輩、華やかで艶やかなプロダクツが周囲を明るく照す。アートコンプレックスセンターへ。若い頃から世話になっている式田氏を訪ねる。近い将来の企てに密やかに盛り上る。
出張先の道中で同行スタッフと昼食。午後一の打ち合わせなので、訪問先の近所でということになったが、約束の時間も迫っていることもあり、ままよと入った店が外の様子から察した通り、肉体労働には圧倒的にありがたいボリューム満点の食堂。店内で唯一空いていたごっつい兄貴の二人組との相席で、キョロキョロ泳ぐ目に飛び込んだ壁のメニュー、今日のタイムサービス、キスフライ定食700円が650円!の貼り紙。迷わずお姉さんに注文。キスフライ三人前!の良く通る声。出て来た定食は山盛りの千切りキャベツに見事なキスフライ三尾、どんぶり飯は大盛。さすがに同行の女子は半ライスにしてもらい、それでも食べ切れず。涙。僕は完食し、腹一杯で充実の、打ち合わせ、となる、っぷ。
久し振りのまとまった雨。草木も喜んでいる。雪になるか。
ついに納豆をミキサーにかけてパフェのようにしてみた。糸を引くクリームは、水戸生まれの納豆で育った人間に、新しい食感を与えると同時に、感動と微笑みをもたらした。今まで試さなかったのが不思議だ。工夫次第でもっと良くなるだろう。誰にもやってみてとは言わない。
誇りのイメージと実際とに折り合いを付ける。計画の組み立てに静寂が要る。誉れに実相を与え、証として具体化する。
平間至写真展、新宿のニコンサロン、THE GALLERY最終日。僕が被写体となった写真も展覧されている。嬉しく照れ臭い。平間写真の捉えた僕が、プリントになりこちらを見ている。知らない自分。僕の知らない僕を見せてくれてありがとう。写真は過去の記録ではないことを覚えておく。