PICTURE DIARY 3010TH2014

PD20141030s
夕刻、金子國義展「ダンディズム」オープニングレセプション。関係者のみの小宴が開かれる由、昨夜の連絡でご招待をいただいた。金子先生はお見かけしたことはあっても、お話しする機会を得ることはなく、とても楽しみに参じた。展覧会場には12の作品が並び、特に大作「最後の晩餐」を主題にした「The Book」は圧巻だ。金子先生のお仕事は、澁澤龍彦、寺山修司、加藤和彦の各氏の愛重を得て、それぞれの時代を象徴する高貴な遊戯の心があるものが残されている。身近な気のおけない人々に囲まれた金子先生は終始にこやかに過ごされて、ご挨拶に行くと、「きみは背が高いね、なんセンチあるの?」とお尋ねになった。「まだ伸びているの?」と、さらに真顔で尋ねられた。「家の鴨居に度々頭を打つので、たんこぶの分は背が高くなっているかも知れません」。と答えると、ニコッと微笑まれて一緒の記念写真に収まった。見る者を吸い込むように捕らえる絵画の魅力があふれている。

PICTURE DIARY 2910WE2014

PD20141029s
今日の一言「謙虚」。

PICTURE DIARY 2810TU2014

PD20141028s
確か日韓ワールドカップの時に、スペイン代表のゴールキーパーが浴室で香水瓶を足の上に落として指を骨折し、出場出来ないということがあったと思う。今夜バスローブを着たぼくは、右手に持った着替えなどに気を取られた隙に、左腕に抱えたステンレス製の細長い水筒を何故か滑り落として、左足の親指の上に落とした。爪の付け根の激痛に、お行儀はさておき、とっさに洗面台に足を乗せて水道水で冷やしたが、爪の下が紫色になった。これはいずれ爪は剥がれるかな。落下したのが5本の指の中でも頑丈と思える親指でまだ良かった。他の指なら骨折してワールドカップに出れないところだ。でもこの痛みだとやはり無理か。

PICTURE DIARY 2710MO2014

PD20141027s
夜になって強い風が吹いている。一日を思い返してみると、まるでデザートが晩餐を決定付けるかのように、窓の外を吹き荒ぶ風が一日を象徴する。穏やかな幕開けの麗らかな前菜の朝、パッと心や体を温めるスープの午前、ガッツリとした力強さのある主菜の昼、メリハリのある付け合わせの午後。毎日の暮らし、食事、天気。それらが渾然一体となって風に運ばれて行く、と同時に風が新しいものを招くように運んで来る。

PICTURE DIARY 2610SU2014

PD20141026s
今日は綺麗な生地を沢山見たので嬉しい。このところのぼくには喜びが足りないと思うところであったので、無条件で笑みが零れるような美しいものに接すると、例えそれが生地の端切れであったとしても心の底から生き生きとする。東京の比較的身近な場所でそんな心持ちが得られることは希なことだ。毎日の些細な喜びや楽しみ、自然な笑顔や笑いをもたらす美との出会い。いつも美しさの持つ意味と力を信じている。

PICTURE DIARY 2510SA2014

PD20141025s
12月から来年3月、冬から春にかけて展覧会が2つ続く。土台に柱は立っているが、骨組みや枠組み材料、その他の部分をどのように組み立てるかは漂わせている。設計図を描いては丸める毎日。

PICTURE DIARY 2410FR2014

PD20141024s
敵の定かではない戦いの中で平和を貪る。あるいは平和に見える戦争。表現や画想を練る上で、現在や現実の角度を変えて投影する思考と作業。たった今の、この世界の全ては目の前にある白い紙の白の中で、完全が不完全に、不完全が完全になろうとお互いを求めて踊り始める。白い紙が目の前にある以前から続く踊り。火をつけても、水をかけても続く。手を取って、足を取って振り付ける。暴れる筆を馴らす、眠る筆を揺り起こす。

PICTURE DIARY 2310TH2014

PD20141023s
CLUB KINGからDICTIONARYが送られて来た。160号、創刊26年になると言うコメントと、サポートを依頼するレターが添えられていた。FREE PAPERとしての26年は凄い。桑原茂一氏の代表的な仕事は数々あるが、ラジオ番組スネークマンショー、日本音楽選曲家協会の創設、原宿のナイトクラブ、ピテカントロプスエレクトスのプロデュースと、時代時代の節目節目をしなやかな竹のように青々と繁らせて来た。茂一さんの仕事の中で、メディアとしてのDICTIONARY。東京の、そして日本のカルチャーシーンを語る上では、その存在と役割は計り知れないものがある。「美しい未来のために」今後も応援をする。

PICTURE DIARY 2210WE2014

PD20141022s
午前11時、赤坂一ツ木通りWA SPACEへ。SUZUMO CHOCHIN展示販売イベント最終日、日本テレビ「ぶらり途中下車の旅」の取材。事前ミーティングで秘密だった旅人と出会う。あ、なるほど、という人物。鈴木茂兵衛商店、鈴木社長と共に出演。幼馴染みだったぼくらの再会のエピソードや、提灯の革新、SUZUMO CHOCHINについて諸々の説明など。放映は短く一行位に編集されているかも知れない。昼食焼き魚、夕食天婦羅。どちらも大根おろしが嬉しい。

PICTURE DIARY 2110TU2014

PD20141021s
PETER’S GALLERY、森本美由紀回顧展。墨汁と筆のスタイル画がチャーミング。製作中の映像や愛用の画材なども展示され、主催者の気持ちがこめられて宝石のような展覧会。実現に奔走された皆さんに心からのありがとうを。ギャラリーを出た所で中西俊夫氏に邂逅。氏が開催中の展覧会や服のことなど立ち話。GALLERY ROCKETのFLOWERS OF ROMANCEとLA FLEURの展示会へ。岡野夫妻の不思議で素敵な存在感のドレスと信じられない美しさがキラリと光るコサージュ変わらず。作る人の心を感じて嬉しくなる一日。