PICTURE DIARY 2012SU2015
動きを鎮める。鎮めた心で動かす。筆が行きたい処に行かせる。
動きを鎮める。鎮めた心で動かす。筆が行きたい処に行かせる。
人の顔というのは、一番面白い画題だなと思う。感情や気持ちはもちろん、読み取るのは難しいが、人生や人間性までも表し、現れている。街を歩いて行き交う人の顔を見ると、口だけしかない人、眉毛だけの人、鼻の穴だけの人、のっぺらぼう […]
年も押し迫り新年に向けての諸々が錯綜をし始める。良い準備をして良い結果を出したい。
LAD MUSICIAN 20周年記念展覧会。HANAYO+LADの写真展示と写真集出版。HANAYOライブパフォーマンスを代官山のAL GALLERYで。写真の写りかたと写っているモノがステキだ。LADのデザイナー黒田 […]
小さい頃、デパートの展覧会で、エジプトのツタンカーメン王のゴールドとブルーの仮面を見た。あの金色の美しく幼げな顔立ち。深く記憶に残る。やはり子供の時、初めて訪れた上野の美術館で見たロダンの地獄門。こんなに恐ろしい物を作っ […]
写真家のH氏の誘いで九十九里の撮影に同行する。14時に東京を出て夕暮れを狙う。H氏の作品制作テーマに沿ったプライベートフォトセッション。自分の仕事ではなくロケーションの現場について行くのは初めて。潮風を身に受け撮影風景を […]
dipの忘年会。dip in the poolのお二人はお酒を飲まないこともあって、かどうか忘年会を主催するのは初めて。dipの音楽のように終始和やかで穏やかな会。来年もよろしくね。
ニキ・ド・サンファルを見に行く。初期の射撃の作品とニキの嬉々とした表情が印象的。一転してナナに託す女たちの時代の生理的衝動の素直な発露。日本の後援者YOKOとの出会いと作風の変化。精神世界の神と宗教に囚われない姿勢。晩年 […]
自分の絵の仕事を大まかに分類する。夕方になり、作品を複写するためのカメラを見に行く。今のカメラは動くものをシャープに捕らえようというのが主流なので、全く動かないものをじっくりと撮るカメラの適性となるとかえって考えてしまう […]
夜来の雨が嘘のように上がり、昼前から代官山の聖林公司では店の横手を会場に餅つき会。ゆかりのある多くの人々が訪れて賑わう。浄めの雨。眩しい太陽に向かい、あたたかい風に吹かれて歩く。美空ひばりミュージアム前の坂を下って目黒川 […]
夜になり雨が降りはじめる。濡れて、ショーウインドウや街灯、車のヘッドライトの反射に光る人々が急ぎ足で通り過ぎる。人影がなくなり、夜の黒に雨のグレイ、空からの賜物を受け取る街。
作文する一日。文を書くと、視覚的印象が具体性を帯びたり飛躍したりして面白い。絵に取り組む際に考えている、とりとめない印象を文字にすることはたびたび。文字の羅列から絵が立ち上がる。立ち上がった絵が、言葉を発するように語りか […]
そういえば、くじ引きや抽選、ビンゴなどで何か当たったことは滅多にない。そういうくじ運や棚からぼた餅のようなことにはまるで縁がない。もっとも宝くじなどに積極的に参加しようという風ではないのは確かなのだが。すべては自分らしい […]
朝からワンカップグラスの絵柄とデザイン。連想ゲーム。酒と言えば祝祭、乾杯、何に?神々に、宇宙の遍く神々に、星々に。酒は古来、神々に捧げられた。自分らしく星をあしらった絵のデザインにする。星を得る天使の恋人たち、星を愛でる […]
休養日。気ままに過ごす。ちょっとした片付けをしたりスケッチをしたり、近所に買い物に出たり。ぼんやりと、とりとめのない思索に耽ったり。ひらめきって素敵だな、単に気が付くということだけでも素晴らしいけど、「ひらめいた!」とい […]
新宿、大京町のArtcomplex Center of Tokyoへ、描き上がったばかりの絵を搬入する。新しいタッチの作品なので、どのように受け入れられるか、あるいは受け入れ難いものか不安はあるが、時間や人や、何より自分 […]
今日は大分寒く感じる。東京もやっと本格的な冬に入ったのか、一日一日がいとおしく過ぎて行く。アトリエの磨りガラス越しに入る、柔らかな日差しの明るさが絵肌に暖かな印象と彩りを与え、筆先をその温度をなぞるように運ばせてみる。遠 […]
絵を描く一日。
ここのところ暫くは引きこもった生活が続く。作品制作の期間は、どうしても強く自己と対峙することになるので、集中のための環境が要る。アトリエの皆も静かにして音をたてずに過ごし、協力してくれている。不意に大きな物音をたてたり、 […]
「遊ぶ」を辞書で引くと、まず、日常的な生活から心身を解放し、別天地に身を委ねる意。神事に端を発し、それに伴う音楽、舞踊や遊楽などを含む。とある。ネコたちと遊んでいて一体「遊ぶ」とはどんな意味なのか改めて考えた。イヌやネコ […]
コクリコ1/Coquelicot1 F10 Acrylic on canvas 04122015 コクリコ2/Coquelicot2 F10 Acrylic on canvas 04122015 X’mas […]
星のアトリエにて。月曜定例ミーティングの時間を除いて終日絵を描き続ける。余計なものはいらない。
昨日描き始めた作品の下絵を手直しする。下絵には完璧を期す。何の変哲も無いように見える絵に、幾層もの意味や思いを込めること、薄塗りで。込められた意味や思いの真意は語られることはなく、見て受け取るのみ。これから4日で仕上げる […]
ゆっくりと穏やかに絵を描いてゆく。二枚並行して描き進める。同じ主題を持ち対になる少女は空想する。眼を閉じればそこにいる。眼を開けばここにいる。少女たちがくちずさみ歌うところに。
すべてえをえがくためのちからにする。すべてをいきるためのかてにする。
急に寒くなる。気候の変化に身体がすぐには馴染まない。外に出て身体を動かす仕事なら良いのかも知れないが、アトリエでじっとしていると固まる。日暮れる前に外出して身体を暖めほぐす。
午前中雨の中、お不動さんへお詣りに。午後、ファッションの仲間と話していて面白かったこと、五本指ソックスの話題。しばらく履いてみたことはあり気持ちはいいけど、朝急いでいる時にすぐにさっと履けないので今はもう履いていないとい […]
大人しくして力を蓄えたい気分。毎日が散漫にならないように意識を束にする。光を集めて暗いところに当てると、黒に向かう光は反射することなく突き抜ける。生まれたての幼い作品をあやし愛撫する。アンテナで感受する健やかな心。
姪の結婚式。美しく可愛らしい。三姉妹の末っ子は感情豊かな太陽娘。
星のアトリエに飾ってあるいくつかの作品を仕舞う。少し時間をかけて、新しいものに取り替えようと思う。アトリエに飾ってある作品は、特に脈絡はなく、何となくが始まりで、何となくずっとそのまま飾られている。あまり意思が働いていな […]