PICTURE DIARY 1812WE2019
雨漏りで屋根が腐ると何よりも大変だという。人の世も然り。材木倉庫を見て想うこと。
雨漏りで屋根が腐ると何よりも大変だという。人の世も然り。材木倉庫を見て想うこと。
元来神経質なので、氣になりだすと深く囚われる。そして囚われから逃れようとする。全ての作品はその軋轢ディナーの食べ散らかされた食卓の最後を飾るデザートのようだ。甘く耽美なくつろぎ。茶で口中を洗い結末に微笑む。
日本橋髙島屋、加藤巍山さんの木彫展覧会を見に行く。力がある。イバラキセンスに立ち寄り。届け物があり原宿、そして代官山経由で帰還。好きな道を選んで。
しばらく放って置いた2枚の小さな絵を描き進める。2頭のユニサスはスケッチし下描きした頃に考えていた色彩の計画からは大分違う印象になる。時間が経つということの結果。そして今が一番素晴らしい。
太陽が空にいる時間が短い。5時を過ぎるともう夜だ。絵を描く時間も少なくなる。日暮れて描く絵は寂しい。
遅くなったがそろそろスタッドレスに履き替える。監修の仕事は苦手だ。昔ながらにいろいろなことを勢いに任せてやる癖があるので監修の域を脱する。この世の中の流れや季節も変わっているのに。寒くなると新品でも夏用タイヤでは不安。
星のアトリエの雑用係。仕事を始める前に些細なことが氣になり深追いする。よって仕事になかなか入れず日が暮れる。
柚子がたくさん採れたので、スライスして蜂蜜に浸けようと思う。好物のひとつ。
最近人に会うと、必要のないことまで喋っているなと自覚し反省する。楽しい人に会うからだろう。
最近人に会うと、必要のないことまで喋っているなと自覚し反省する。楽しい人に会うからだろう。
ただ絵を描く。最初の画集に「PRESENT」というタイトルをつけたが、絵を描く動機の基本になる言葉だとあらためて思う。
小さな絵を幾枚か描く。単純な一本の線が、感じる方向に色彩を伴い筆先から滑り出る。用紙上に光沢を得、やがて定着すると艶を解放し、流浪の果てに居を定めようとする行者のように、何か呟き始めるが、聞こえる人にだけ聞こえる。聞こえ […]
頭の中を整理する。呆れるほど雑念だらけで分類不可。心身の運動と代謝の不足。心も身体も動かさないと滞る。一番足りないのは感謝。
MUMIC*Opus22。今宵の絵はかなり具象に寄る。Thom Yorkをイメージし内的な祈りと外的な共感を現す。今聴いている曲をアルバムから。Thom York「ANIMA」、RADIOHEAD「PABLO HONEY […]
久し振りに訪れた店で、お待ちしておりました。と声を掛けられる。久し振り。と応える。そういう単純な氣持の好いやり取りが好きだ。仕事などで忙しい方向に向くと、時間に余裕のあるはずの日常が窮屈に変化する。方向を変えずに日常を過 […]
新宿でミーティング。コンランショップなど覗く。ビームスジャパンに届け物。ディスクユニオンなど立ち寄る。ディスクユニオンでかかっていた曲がとても良かったので尋ねるとCIGARETTES AFTER SEXだという。2作目買 […]
絵の新しい試み。まず一枚。描き上げたばかりの今はまだ何とも位置が定まらず、善し悪しもない。BEAMS社取引先懇親会。表された感謝。氣持を受け笑顔を携え辞する。
具象から抽象へ。黒から白へ。暗から明へ。すべてその間にある。美術に限らず。匂い。
キャンバス下地塗を仕上る。腕馴らしに幾枚かのスケッチ。閃いた突然の作業のために画材の整え。あらかた準備の日。
BEAMS LIGHTS with MIC*ITAYAポップアップストアーイベント。多くの来店者に感謝。行ってみようかな、と思った人にも感謝。これから新しい段階に入る。
追いかけて来るものに追い付かれ、追い付いて来たものを追いかけるようなこの世。競争に安らぎはない。
今日も雨降り。雨と寒暖が春先のようだが、向かい方と向かう所が違う。
東京は、6日続けて雨降り。ここのところ、水と土について深く考える。
過去から受け継ぎ、預かるものを美しく未来に託し渡す、ということを考えていると、未来につなげるべき大切な物事が疎かになる状態を見付け出す「未来泥棒取締委員会」が意識の奥にあるようだ。会は好まないのだが。
寒暖の差が激しい日が続き、着る物を選んだり、食べ物や飲み物にも細かい工夫が要る。日々の生活の安定に苦心する。アトリエに閉じ籠ることが多いので、より季節感が遠退く。筆を置き旅に出る。隣町まで。
街の景色が加速して変貌する。美しい時と未来を捜しながらこの都市で生きるナイーブ。美の在りかとその有様について、多少センチメンタルになるのは必定。多分いつの時代もこんな具合に変化して来たのだろうから。諦めでも逃げ出すのでも […]
美大生だった70年代にタイムスリップ。多摩美の芸術祭、オールナイトロックフェスでマキさんを楽屋から舞台袖まで案内したことなど思い出す。変わらぬ歌声と声量、以前にも増した表現力。同行し喜色満面なアシスタントAが隣でゆらゆら […]
日がな一日雨。冷たさの温かさ。
寒くなる。きりりと冬。
俯瞰する。視点を異にして。上からでなく、下からでなく。球面、魚眼。
いばらきデザインセレクション2019表彰式。審査委員として選定品にコメントを述べる。若い人の素直で実直な商品とデザインのアプローチに好感。
スロースタート。