ICTURE DIARY 2008TU2019

pd20190820s

暑いだ残暑だと言ううちに、夏は盛りを過ぎて、吹く風に秋を感じるようになる。手を休め、瞳を閉じ、夏の体を投げ出して昼寝する。やはり風は少し涼しくなった。肌にまとった季節がほどけはじめ、次の役者が舞台で稽古をしている。緞帳役者が袖で囁く声が聞こえる。もうすぐ次の幕ですよ。木の葉が用意され、小道具係が枯れ葉に仕上げる。

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