PICTURE DIARY 0104TU2014

PD20140401s
桜で賑わう上野、東京都美術館へ。国際書法芸術展を見る。中国の先生方の書の中には、到底書き表すことの困難を感じさせるもののいくつかがある。自由闊達な書の対極にあると思えるそれらは、丁寧な筆致で紙の上を規則的に埋めている。何千文字を乱れず最初から最後まで。墨筆を誤ることは許さないことを思うと、驚くべき体力と集中力だ。精神の強さが柔らかな美しさでそこにある。大陸の人々の歴史を思い知らずにはいられない。あわせて、上野公園の人混みと静な書との対峙、桜花と水墨の、自然と人為の対比を見るおもい。

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