PICTURE DIARY 0607FR2012


夜遅くまでの仕事が続いて、星のアトリエスタッフは少しグロッキー。朝の始まりを一時間送らせた。イメージを目に見える形にする仕事の醍醐味を、日々味わっている。線と面との関係、線により構成された面を、どのように組み立てるか。線のスピードとカラーは。荒目の素材か、平滑な素材か、スピードが欲しい時には平滑な素材を選択する。手首の柔軟性が活かせて自由以上のものが現れる。スピードが欲しいにもかかわらず、あえて荒目の素材を選ぶこともある。マニュアル車のノッキングのように筆先が波打ち、吸湿性の高さと程度に合わせて、確実な線やかすれた線の加減をする。意志が現れる。その日の身体的、精神的なコンディションや天気などによって素材などを選ぶ場合もあれば、諸々の状況がその素材に合うのを待つこともある。今は溜めの時期なので、両方の選択が入り組んでいる。

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