PICTURE DIARY 1008SU2014

PD20140810s
ビルの間を強い風が吹き抜ける。時折の雨粒が勢いを付けて弾ける。この谷間を通る人のさすビニール傘は、ほとんど例外なく無惨に壊れる。何本かの、葉がこんもりと繁った植木があり、その下にはベンチが置かれている。眼鏡を掛けて髭をたくわえた外国人が座って電話をしている。その落ち着いた様子と、頭上で狂ったように強風にざわめき踊る植木の、深緑の葉とのコントラストがシュールで楽しい。ガラス越しの嵐の風景は、最近行き付けになったこのDELIから。しっかりとした食べ物を出す。今日は結婚式の帰りなのだろう、三人連れの男たちが外の嵐に負けない大声と笑い声で盛り上がっている。ここの気圧は高い。

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