PICTURE DIARY 1106WE2014

PD20140611s
午前中から上野の東京都美術館へ、バルテュス展を見に行く。バルテュスさんご夫妻は、知人であり尊敬する今は亡き日本人女流画伯と旧知の間柄であったので、今日はその世代の美の世界に触れ、おこがましい感想だが、懐かしい知り合いに再会したような気がする。暖かく、すんなりとしながら謎めいた作品の数々や、写真、愛用品などの展示は、展覧会を監修した節子夫人の手によって理解しやすい健やかな薫りを漂わせている。アトリエ内部の再現などは、とても興味深く見た。バルテュスさんの言葉のなかで、大切なのは「光だ」 と言うことが、当たり前のように特に強く記憶に残る。

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