PICTURE DIARY 1311TU2012


資料を探しに街へ出る。資料探しは何も本屋へ行ったり、古書店へ行ったり、図書館であるとか、いかにも資料のたくさんありそうなところへ行く訳ではない。街の景色や人々の様子、車の流れ、店の品揃えとショーウィンドウ、眼に触れるもの全てが資料のようなものだ。特定のこれ、といった資料を求める場合はそれなりだが、気分転換や想像も出来ない出合いも含めて、素直に自分の興味の向くところへ移動して行く。所詮一度に出来ることは一つだけなので、切り替えの速さと細かさが楽しい。ぼくの感覚では、ゆっくりと見えるものこそハイスピードだ。細かく早く動いているように見えるものは単に冗漫であることが多い。じっと見つめているうちにも変化はあり、目を離していても同様。どちらが肌に合うかな。

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