PICTURE DIARY 2208WE2012


夜になると秋の虫の音が聞こえ始める。夕暮れ時の雲と夕陽の光のコントラストがダイナミックだ。甲子園の高校野球大会も終わりに近付いて、優勝校が決まる頃には、急に秋の気配が迫って来る。残暑の酷しい今日この頃。アトリエのアプローチの砂利道に打ち水をすると、少し涼しくなるが、瞬く間に乾いて陽炎立つ。今年は水不足と言う話は聞かない気がするけれど、無闇に水を撒いたりするのはどうかなと思いながら、水を得た小さな庭の植木が喜ぶので惜しまない。涼し気な音楽や爽やかな香り、軽やかな衣類、穏やかな表情、気持ちが涼やかになるような配慮は貴い。怪談などの怖い話は苦手なのでとても涼しくはなれないし、オカルト物の映画なども好まないのでなかなか見ることもない。映画なら無条件に笑えるものが好きだ。リラックスした笑いが過剰な暑さや余計なものを吹き飛ばしてくれる。日常生活の中の自然な気持ちの流れが滞らないように。

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