PICTURE DIARY 2209MO2014

PD20140922s
ぼんやりと空を見上げると、流れる雲が、筆で描いたようなタッチで奥深く。秋深い永遠の青空を背景に、ゆっくり形を変容させながら流れて消える。この全天の視界のぐるりの構図を描くことは出来ない。青空と雲と言う限り無く具象に近い抽象で、見る者を飽かず眺めさせる。絵を描くことの意味は、これら移ろうものの有り様を一瞬の景色として捕らえ、なおかつそれとはかけ離れた想像の彼方の「モチーフ」で表すこと。フィクション。モチーフモチーフ、抽象のモチーフ。

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