PICTURE DIARY 2608WE2020

pd20200826s

三井記念美術館へ。藤原定家、紀貫之の書跡、円山応挙の絵画等を見に行く。応挙の「雪松図屏風」は老若の対比、画技も含め畏れ入る。若い時分の作、「破墨山水図」にも注目した。貫之の書跡の美も応挙の墨跡の美も凄いが、定家の「熊野御幸記」には特に心動いた。若き後鳥羽院の熊野御幸に随行した折の直筆日記。ひととなりが表れ作為が無く素直しかない。道中用意の紙が足りなくなり、巻紙の裏にも書いている。見る価値、感じる価値があまりに大きい。

まどわしき
わざもたくみも
すてさりて
こころのままに
えがくうつせみ

みっく

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