PICTURE DIARY 0403SU2012


ブルージーンズに白い星を描く。白い星々に想いを込めて。雑念も大いにある。それらの雑念は生きる証し。ブルージーンズに記される星の模様は新しい星座になる。星座に運命と意味が現れる。見る人の心に点る灯になるかも知れない。ブルーデニムが少しだけ起毛していて描きづらい。想いは走るが、同じように筆が走るというわけにはいかない。やがてブルーデニムの夜空に満天の星が瞬く。単純な仕事と構図のなかから底知れぬ景色が生まれる。これを身に付ける人は星と星の間を飛ぶように移動するだろう。そして星の煌めきを身にまとい、誇りを持ち振る舞うだろう。人の手により作られ愛されるものは、喜びと微笑みを携え、空気に溶け込んでそこにある。

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