PICTURE DIARY 1008MO2015

PD20150810s
久し振りに雨が降った。にわか雨が二度。大粒の雨に飛沫が上がる。大袈裟な雨音が部屋に響く。開け放していた窓を急いで閉めて廻る。渇いた土に喉を鳴らすように雨が染み込む。小さな流れが少し大きくなって落ち葉を運ぶ。流れはたどり着く前に消える。難破船のように取り残された葉の上から蟻が降りて来る。世界の終わりは始まりへと続く。

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