PICTURE DIARY 1801SA2020

pd20200118s

アングラ劇の匂いがした。簡単に記すと、出演は舞踏家、能のシテ、逍遙、影絵師の4人。エドガーアランポーの詩を題材にしている。現代舞踏の俗な匂いと、能のシテが醸し出す、高雅な空気の混合に添加された光と影の作用に、ふわりと割って入る逍遙が、彷徨うように客を牽引して、時を追うごとに面白くなった。逍遙のたったひとつの台詞、「私はあなたの人形じゃない!」という叫びが壺で要。逍遙役は甲田益也子さん。素晴らしい贈り物を戴いた。セルリアンタワー能楽堂にて。

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