PICTURE DIARY 2004WE2016

PD20160420s
キャンバスに面相筆と墨で描く。墨の薫りが良い。庭師が、冬が暖かかったせいかいつもの年より三週間早く虫が付くと言う。親指の爪ほどの大きさの黄金虫が、手水の中で仰向けにもがいている。手を差し伸べると、がっちりと指先にしがみ付くようにすがって手の上を歩く。伝わって来るその力強さがいとおしく、生命感が溢れている。手頃な葉の上に移して、暫しの出会いをありがたいと感じる。

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