PICTURE DIARY 3101SU2016

PD20160131s
ナイスとアリスの兄妹はとても仲良しだ。ナイスは男の子らしく堂々としておおらか。アリスは女の子らしくおしゃまだ。捨てネコだった二匹は、お互いに助け合って生きて来た。それでも兄のナイスは母親の愛情を受けて育つ間があったのだろう、母ネコにしてもらったことを覚えていて、末っ子で母親の愛情が届きにくかったアリスの面倒を見る。アリスは母ネコから教えられたものは少なく、おおよそ自分の野性的な直感だけで動いている。お転婆なアリスのひげはいつも短い。なぜなら、授乳の際に邪魔になるので、母ネコにひげを短く整えてもらっていたナイスが、自分が母ネコにされたように、愛情を込めてアリスのひげを短く整えてあげるから。アリスは大や小や、天蓋付きのトイレで用を足した後、砂をかけない。砂粒が指の間にはまるのを好まないのと、砂をかける理由を教えてもらったことがないので、砂をかける動作だけをする。それはまるで踊りのように見える。砂をかけるのはナイスの役目で、アリスは砂かけ踊りを上手に踊り、トイレの天蓋を両手で叩き、ナイスに用を知らせる。やって来たナイスはこんもりと上手に砂の山を作り、得意気な雄叫びをあげる。ナイスは王様なので、世界の全部はナイスのものなのだ。アリスはナイスの世界の一部を使う許しを得ている。王様が王様でいるための仕事は多い。かんしゃくを起こしたアリスに追われて逃げなければならないし、やんちゃが過ぎて、具合の悪くなったアリスに寄り添って、そっと毛繕いをしてあげなければならない。アリスがほんの少し残したカリカリを、カリッと食べなければならない。王様は誰よりもよく眠る。何でも一番が好きだから。

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